1990年代半ばに、CGを先駆的に使った「サイボーグ」シリーズで注目を集めた美術家です。
パフォーマンス、写真、映像、ドローイング、立体、大規模なインタラクティブ・インスタレーションまで、30年以上にわたり「光」を中心にした作品を発表しています。代表作に《Wave UFO》(1999–2002年)があります。
その後、関心は日本のアニメ文化やジェンダー、ポストヒューマンといった現代社会への批評的な視点から、仏教の死生観や宇宙観に影響された哲学的なテーマへと広がり、涅槃や浄土を連想させる大規模なインタラクティブ・インスタレーションへ発展しました。21世紀に入ると、時空を超えたあらゆる生命のつながりを唱える「Oneness(一体性)」が実践の中心になっています。
2010年には、自然界と人間のつながりを再認識する作品の恒久設置を目指してFaou(ファウ)財団を設立し、宮古島やリオデジャネイロで実現しています。森美術館の「森万里子:燦燦」は、日本では2002年の「森万里子 ピュアランド」(東京都現代美術館)以来24年ぶりの大規模個展で、30年以上の活動から40点が紹介されています。
| 展覧会 | 会場 | 会期 |
|---|---|---|
| 森万里子:燦燦 | 森美術館 | 2026年10月31日 〜 2027年3月28日(開催中) |
日本では24年ぶりとなる森万里子の大規模個展。30年以上の活動から約40点を、ソロモン・R・グッゲンハイム財団の協力のもと紹介する。