江戸時代の絵師です。兵庫県香美町の亀居山大乗寺には、「孔雀の間」「芭蕉の間」「山水の間」などの障壁画が伝わり、《山水図襖》《松に孔雀図襖》は重要文化財に指定されています。
自然の姿を丹念に観察し、写生にもとづく独自の画風を生み出しました。その「写生」は形を的確にとらえるだけでなく、生き物の気配や光の移ろいにまで目を向けたもので、画風は多くの門人に受け継がれ、日本美術に大きな影響を与えました。
狩野探幽の流れを汲む石田幽汀に学び、眼鏡絵の制作で遠近表現を培いました。「応挙」と名乗るのは明和3年(1766)、34歳の夏からです。円満院門主・祐常との交流が写生へ向かう契機となり、のちに三井家など京都の上層町人の支持を集め、安永4年(1775)版の『平安人物志』では画家の筆頭に名が挙がりました。
天明期には各地の寺社で障壁画を手がけ、国宝「雪松図屏風」などの傑作を生みました。天明8年(1788)の大火で被災した後は御所造営の障壁画制作にも一門を率いて参加し、晩年に大乗寺の障壁画を完成させています。
| 展覧会 | 会場 | 会期 |
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| 江戸東京博物館リニューアル記念特別展「円山応挙 リアルの先へ 空間革命」 | 江戸東京博物館 | 2026年11月28日 〜 2027年1月24日(開催予定) |
江戸時代中期の絵師・円山応挙の芸術に迫るリニューアル記念特別展。