画家、詩人、デザイナー、イラストレーターとして、明治末から昭和初めに活躍しました。「大正ロマン」の象徴とされます。
本の装幀、雑誌や楽譜の表紙、ポスター、千代紙、手拭い、浴衣まで、暮らしの中のデザインも数多く手がけました。代表作に《黒船屋》(1919年・竹久夢二伊香保記念館)があります。
岡山県の出身で、本名は茂次郎。1901年、17歳の夏に上京し、苦学しながらの投書家時代を経て新聞や雑誌に絵や文章を手がけるようになりました。細身の体つきで黒目やまつげを強調した大きな目の女性像は「夢二式」と呼ばれ、若い人々に支持されました。
1914年には日本橋に「港屋絵草紙店」を開き、自らデザインした千代紙や便箋、半襟などを売り出しました。流行歌「宵待草」の作詩や関東大震災の記録も手がけ、晩年は群馬県の榛名に「榛名山美術研究所」を構想しましたが、実現には至りませんでした。東京国立近代美術館の「竹久夢二 時代を創る表現者」では、全国の夢二コレクションから約500点の作品や資料が紹介されています。
| 展覧会 | 会場 | 会期 |
|---|---|---|
| 竹久夢二 時代を創る表現者 | 東京国立近代美術館 | 2026年10月23日 〜 2027年1月11日(開催中) |
大正ロマンを象徴する表現者・竹久夢二の全貌に迫る決定版。最高傑作《黒船屋》が約40年ぶりに東京へ。全国の夢二コレクションから約500点。